「土用の丑の日・ウナギの日」  五行の話

きょう7月29日は「土用の丑の日」、うなぎの日です。

『夏の土用の牛の日はウナギを!』というキャッチコピーを考えたのは、四国の讃岐出身の平賀源内だそうです。

◆平賀源内さんは 「なぜ、土用の丑の日にしたのでしょうか?」

『五行説』の「土」の日なら丑のほかに、辰の日も未の日も戌の日もあるのに?

熱い未〔ひつじ〕月を冲尅するのが丑だから、丑の日に水に生息するウナギを食べると暑気払いができる、
と源内先生は考えられたのではないでしょうか。

立秋前18日間が夏の土用です。月でいえば、未〔ひつじ〕の月です。
その未を冲尅するのが丑だからです。

冲とは一年十二ヶ月の月の陰陽消長の配置のなかで正反対に位置する関係をいいます。ちょうど六ヶ月離れた月にあたります。

十二支は子〔ね〕丑〔うし〕寅〔とら〕卯〔う〕辰〔たつ〕巳〔み〕午〔うま〕未〔ひつじ〕申〔さる〕酉〔とり〕戌〔いぬ〕亥〔い〕ですから、7月の未月からスタートすると・・・申→酉→戌→亥→子→丑月の1月になります。

つまり未月は暦のうえでは晩夏・夏の終わりです、その意味では夏は「火」ですから未には火の気が含まれています。
そして冲の関係にある丑月は1月ですから、暦の上では冬の終わり・晩冬ですから、丑には寒冷の「水」の気が含まれています。
このように見ますと 未は「火」、丑は「水」ですから、丑の水は未の火を消滅する関係=「水尅火」の相剋の関係になります。
 丑の「水の気」で、この未月の暑さ=「火の気」を払い飛ばすという意味をこめて「土用の丑の日に水に生息するウナギを食べて暑気払いをする」のではないでしょうか^L^

ちなみに西洋星占術・ホロスコープでいうなら、未月は獅子座♌で丑月は水がめ坐♒でちょど180°離れた関係・アスペクトはオポジッションの位置にあり大凶の位置関係になります^L^

◆ ウナギは、万葉の時代から夏痩せ防止・暑気払いのために食べられていたようです。

万葉集のなかに 鰻を詠ったユーモラスな歌があります:

    痩せたる人を嗤咲〔わら〕ふ歌二首

石麿〔いわまろ〕に われ物〔もの〕申〔もう〕す 夏痩〔なつや〕せに
     良しといふ物そ 鰻取り食〔め〕せ   万葉集3853

痩〔や〕す痩〔や〕すも 生けらばあらむを はたやはた
     鰻を取ると 川に流るな    万葉集3854


むかしむかし、吉田の連老〔むらじおゆ〕というご老人がいました。
そのご老人、アザナをイワマロといって大変やさしく慎み深い人でした。

ご老人は非常に痩せていたのです。
大食いなのですが 餓鬼のように痩せ細った容貌でした。

そこで、大伴宿禰〔すくね〕家持が ふざけて こんな歌を創りました:

◇イワマロさん、そんなに夏痩せをして可哀そうに
 夏痩せ防止に、ウナギでも取って食べて、暑気払いをしなさい!

◇何をおっしゃる、家持〔やかもち〕さん!
 そんな痩せている、痩せている、とおっしゃるが、
 命あってのものだね!

 生きていれば それで十分なのにウナギを取ろうとして川に流されなさるなよ!
 命あってのモノダネですよ(*^L^*)

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