きょうから72候の『麋角解』・トナカイの角が抜け落ちる・・「クリスマスにツノがあるトナカイは「メス」」

きょう12月26日は二十四節気、一陽来復の冬至の次候「麋角解・・麋【ビ・なれしか】の角〔つの〕落〔お〕つる・・」です。
鹿の下に米〔ビ〕の音声の符号をつけた字です。
アメリカ合衆国のことを日本では「米国」と書きますが、チャイナでは「美国」と書きます。その音符です^L^

麋は【ビ・なれしか】つまり馴れ鹿このことです。家畜として馴致〔じゅんち〕された鹿、飼い馴らされた鹿のことです。
クリスマスの贈り物を一杯乗せたソリを引っぱるトナカイのことです。

1226トナカイのカット.jpg

因みにトナカイというのはアイヌ語が語源のようです。
【易爺】は昨日たまたま引いた研究社”NewLittleEnglishDictionary"には
トナカイ(<Ainu tonakkai) 順鹿〔なれしか/ジュンロク〕 a reindeer

とありました^L^

◆ところが、「クリスマスにツノがあるトナカイは「メス」」という記事を見つけました^L^

1226トナカイ.jpg

この麋【ビ・なれしか・ジュンロク・トナカイ】さんの雄は一番忙しいクリスマスの時期に角が落ちなくなっているようです。
きょう12月26日から始まる冬至の次候「麋角解」というのは、トナカイの雄のツノが抜け落ちる季節ということです。

『爾雅 釈獣』には;
麋【ビ・なれしか】の牡〔ボ・おす〕を「鹿のしたに咎をかいた字」【鹿/咎〔キュウ〕】といい、
クリスマスに活躍する麋【ビ・なれしか・トナカイ】の牝〔ヒン・めす〕は「鹿のしたに辰をかいた字」麎【シン・トナカイのメス】といいます。
麋【ビ・なれしか】の子どもは「鹿のしたに大の字」で【鹿/大〔アウ・トナカイの子・かのこ=鹿の子〕】と書きます。

麋【ビ・なれしか】のトナカイさんは、冷たく寒むい凍土のツンドラを生活の場にしているので陰の動物に属します。
陰の動物ですから、ようやく初爻に陽気がかえってきた一陽来復の冬至の時期にその角が抜け落ちるということのようです。

麋【ビ・なれしか】の陽に対して、「鹿」のほうは陽の動物です、陰気が初爻に配される天風姤〔てんぷうこう〕の夏至の初候が「鹿角解・・鹿の角おちる」となっているのです^L^

『爾雅 釈獣』には
鹿の牡は「鹿のしたに叚の字」【鹿/叚〔カ・をじか〕】、
鹿の牡は「鹿のしたに七の字」麀【イウ〔ユウ〕・めじか】、
鹿の子どもは「鹿のしたに弓耳の字」麛【ベイ・かのこ=鹿の子・かこ】

とあります。

そういえば、鹿尾菜【ロクビサイ・ひじき】とか鹿角菜【ビカクサイ・ふのり】というのは、おそらく陰性獣の麋【ビ・なれしか・トナカイ】の食べ物ではないか、と考えていますが、どうでしょうか。

その他にも麋鹿【ビロク】には「美禄・微禄」に通音するところがあり、
藤堂明保先生の『漢和大字典』には
①トナカイとシカ
②世俗に心煩わされずに自分の思うように静かに生きること
③田舎風で上品でない・粗野
というようなことが書かれいます^L^

◆そういえば『孟子』の冒頭に、
孟子・梁の恵王にまみゆ。
王・沼上に立ち、鴻鴈・麋鹿を顧みて曰く、賢者も亦楽しむか、と。・・・

この年末になって、たびたび孟子が出てきますね・・・易神様が「来年は腰を落ち着けて『孟子』をユックリ読みなさい!!!」という意味でしょうか^L^





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