七夕  「天の河 霧立ちのぼる七夕の・・・・」

きょう7月7日は「七夕」です^L^

 七夕祭りの起こりは、 陰暦7月7日の夜牽牛【ひこぼし】と織女【たなばたつめ】の二つの星が天の川を渡って 一年に一度の逢瀬・デートを楽しむ という中国の伝説から始まったものです。

 むかしは児女が葉竹を立てて紙や糸などを具えて祭り、 裁縫などの技芸の上達を祈ったのだそうです。

 「タナバタ」は、もともと「棚機〔たなばた〕」のことで、 「はた織りの機【はた】」を意味する語です。
それから派生して 「はたを織る技能・技術」を表わすようになり、さらに「はた織りをする女性」つまり棚機女〔タナバタツメ〕を意味するようになったようです。

 【蛇足】棚機女・「たなばたつめ」の「つ」は、天津國などの「津」と同じで、現在の「の」にあたる助詞です。
 つまり、棚機の女〔め〕ということです。

◆ 万葉集の中にはたくさんの「七夕のうた」がありますが、気に入ったものを択んでみました:

『天の河 霧立ち上〔のぼ〕る 棚機〔たなばた〕の
     雲の衣の かへる袖かも    万葉集 2063』

『織女〔たなばた〕の今夜逢ひなば常の如〔ごと〕
     明日を隔てて年は長けむ    万葉集 2080』

『天の河 楫〔かじ〕の音〔と〕聞こゆ彦星と
     棚機女〔たなばたつめ〕と今夕〔こよい〕逢ふらしも    万葉集 2029』

『棚機〔たなばた〕の五百機〔いほはた〕立てて織る布の
    秋去り衣 誰か取り見む    万葉集 2034』



◇さすが『万葉の歌』! スケールが大きいです^L^

 天の河・銀河の流れをはた織りの糸になぞらえて、ながめて観ると万葉人のように大らかになれますよ。

◇一年に一度しかない逢瀬はかわいそうですね。
 ・・・でも、もしかしたら不倫の関係かも・・・。何故って?

 織女星は琴座のアルファ星・ベガであり、牽牛星はワシ座のアルファ星・アルタイルです。
 ベガとアルタイルは銀河に隔てられて向かい合った処に位置しています。・・・遠く離れてたがいに思いあっているのです。

 ところが、もう一つ大きな星があります。・・・それは白鳥座のアルファ星のデネブです。
 
 もしかすると 夏の大三角形は、三角関係を表わしているのかも知れません><;

◆万葉集の夜空を詠んだ歌のなかで一番好きなものです:

「天の海に雲の波立ち 月の舟
      星の林に漕ぎ隠る見ゆ    万葉集1068」


・・・これが今から千二、三百年前の万葉の人が詠んだ歌と思いますか。いいでしょう^L^

「天の海」は「あめのうみ」と訓みます。きょうは全国的天気がよくないようで「雨の海」です。・・・やはり七夕は旧暦か月遅れがいいですね。

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