きょうは「時の記念日」 水時計「漏剋」

おはよう御座います^L^
きょうは『時の記念日』です。

『日本書紀』によると西暦671年6月10日に「漏刻」という水時計で人々に時刻を知らせたという記述かあるそうです。

気になったので岩波の『古典文学大系 日本書紀 下』で調べてみました。この本では「漏剋」となっています。
天智天皇十年四月の条には次のように書かれています:

夏四月【うづき】丁卯の月 朔【ついたち】辛卯の日に、漏剋を新しい臺【うてな・台】に置く。
始めて候時【とき】を打つ。鐘【かね】鼓【つづみ】を動【とどろか】す。始めて漏剋を用いる。
此の漏剋は天皇【すめらみこと】の皇太子【ひつぎのみこ】に爲【ましま】す時に、始めて親【みづか】ら製造【つく】れる所なり。

夏四月丁卯朔辛卯 置漏剋於新臺。始打候時。動鐘鼓。始用漏剋。此漏剋者 天皇爲皇太子時 始親所製造也。

令制では、陰陽寮の漏剋博士が漏剋で時刻をみて、守辰丁に鐘・鼓を打たせて時刻を知らせたのだそうです。

◆白川静先生の『字訓』には、時をあらわす語に「と【時】」と「とき【時・期・季】」とがあり、
「と」は特定の時を指示する語、「とき」は時の流れのなかでのふさわし時期・期間・季節、、または時代のように、かなり長い時間をまとめていう、と書かれています。

『日本書紀』には「剋【とき】、晨【とき】、節【とき】、朝【とき】」のほか「當時【とき】、當世【とき】、移風【ときかはわむ=時が移り変わるの意】」の表記があるそうです。
また『名儀抄』には「とき」を「候・時・期・朝・秋・節・刻」で表記しているそうです。

きょうは万葉集から時を詠んだ歌を四首:

時守〔ときもり〕の打ち鳴〔な〕す鼓〔つづみ〕数〔よ〕み見れば
     辰〔とき〕には成りぬ逢はなくも恠〔あや〕し          万葉集2641

咲く花は移ろふ等伎〔とき時〕あり あしひきの
     山菅〔やますが〕の根し 長くはありけり            万葉集4484

天の原 富士の柴山 木〔こ〕の暗〔くれ〕の等伎〔とき時〕
     移りなば逢はずかもあらむ                   万葉集3355

わが屋戸〔やど〕の 松の葉見つつ あれ待たん
     早〔はや〕帰りませ恋死なん刀〔と時〕に            万葉集3747

恋人をまち望む熱いおもいは、いつの時代も同じなんですね^L^

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