今日は『象の日』

今日は『象の日』です。
享保14年〔1729年〕の今日、交趾国・現在のベトナムから献上された象が
京都の御所で中御門天皇の御前に披露された日だそうです。

◇今日は『象』の漢字について
画像


「象」の字は、もちろん象形文字です。
「ク」は長い鼻、「ふたつの□」は大きな耳でしょうか?
「豕」は太い脚、シッポと牙でしょう。

図の右側にある字は「為」の字です。
「為〔爲〕」の字も、「象」と関係がある字です。

「為」は「手+象」から構成されている字です。
鼻の先にあるのが「手」です。
大きな象を使役して作業うぃしていることを表わしています。
本来は、象を使って仕事をする意味です。

■易占にも 「象数」、「象辞」、「象伝」、「大象伝」、「象意」、「卦象」、「八象」とか、
「象」を使った用語が多くあります。

諸橋徹次氏の『廣漢和辞典』では
『象数』を次のように説明しています:
「易の象と数。象とは天日山沢の類。数は初上九六の類」

つまり、象とは易の八卦の象こと:
乾は天、兌は沢、離は火、震は雷、巽は風、坎は水、艮は山、坤は地、
易の八象のこと。


数とは、具体的な爻のこと、
陽爻なら初九、九二、九三、九四、九五、上九、
陰爻なら初六、六二、六三、六四、六五、上六のこと。

また、『春秋左氏伝 僖公15年』には:
「亀ハ象ナリ。筮ハ数ナリ。物生ジテ、シカル後 象有リ。
 象有リテシカル後 滋ル。滋リテシカル後数有リ」

その〔注〕には
「亀ハ象ヲ以テ示シ、筮ハ数ヲ以テ告ゲ、
 象数 相因リテ生ジ、シカル後 占有ルヲ、言フ。
 占ハ吉凶ヲ知ル所以ナリ」

蛇足ですが、
亀とは亀卜のこと、筮とは筮竹で占う易占のことです。

象とは「かたち」「吉凶の予兆となるもの・きざし」の意味であり、
数とは「数えること」から発展して「その計算のなかに法則性を見出すこと」
から「ことわり、さだめ」の意味になったのでしょう。

そういう意味で「象」は「祥」と通音しており、
関係が深い字だと思います。
これも『春秋左氏伝』の「僖公16年」には
「是 何ノ祥ゾ?吉凶 イズクニカ在ル?」

これは何の祥だ!?この祥は吉か、それとも凶か、どちらなんだ?
祥を瑞兆のみとは見ていないようです。

◇『春秋左氏伝』の僖公4年のところには、
晋の献公が驪姫〔リキ〕を夫人とするかどうかを占なって、
亀卜では不吉なり。筮では吉なり。
という結果になり、
卜人が「筮は短く 亀は長し」という場面が出てきます。

この話は、次の機会にします。



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