きょうは貝原益軒の命日、『養生訓』を読んでみました

今日8月27日は貝原益軒の亡くなった日です。
あの有名な『養生訓』を読んでみました。

貝原益軒は若いころ順斎と号し、
それから損軒と改め、
78歳のころから亡くなる85歳まで益軒と号しました。

順斎の号は、彼が坤土の柔順の徳を尊重していたから付けたのでしょう。
順天応人『天にしたがい人に応ずる』生き方をを旨としていたからでしょう。

だからいま流行のアンチエイジングの役には立たないでしょう。
労病死を天命として受け入れていくのが天に順うの意味でしょう。

『養生訓』は、彼が亡くなる一年前
84才のときに書いたものだそうです。

養生とは元来「養性」と書くべきですが、
性を養うってなんかHだけが強くなるための術みたいなので
『養生訓』となったのでしょう。

「養性」とは性の字には「忄の心+生」で出来ており、
心と生命を養うことを意味します。

益軒は、まず養生の術について:
養生の術は安閑無事を専らとせず。
心を静かにし、身をうごかすをよしとす。
身を安閑にするはかえって元気とどこおり、ふさがりて病を生ず。
たとば流水はくさらず。戸枢〔こすう〕は朽ちざるが如し。
是れ うごく者は長久なり。うごかざる物はかえって命みじかし。
是を以て四民ともに事をよくつとむべし。
安逸なるべからず。
是れすなわち養生の術なり。

 ◇戸枢〔こすう〕とは、開き戸の軸、ドアの回転軸のこと。
 ◇四民とは士農工商すべての階級の人たち

次に心と身体の関係について、益軒はこのように言っています:
心は身の主なり。しずかにして安からしむべし。
身は心のやっこなり。動かして労〔はたらか〕しむべし。
心やすく静かなれば天君ゆたかに、くるしみなくして楽しむ。
身動きて労すれば飲食滞らず。血気めぐりて病なし。

 ◇「やっこ」とは奴、奴隷、家来、下僕の意味。                    

養生を害〔そこな〕うものについて:
養生の害二あり。
元気をへらす一也。元気を滞らしむる二なり。
飲食・色欲・労働を過せば、元気やぶれて耗る。
飲食・安逸・睡眠を過せば、滞リてふさがる。
粍ると滞ると皆元気をそこなう。


食事については:
山中の人は肉食ともしくて、病すくなく命長し。
海辺、魚肉多さ里に往む人は病多くして命短しと千金方にいえり。

長生きしたかったら粗食をしなさい。
eco生活が一番です、と言ってます。
日本人には貧窮耐乏遺伝子が組み込まれているのですから。
その分 メダルはそう獲れないのですが・・・。

食事は楽しくいただくもの:
怒の後早く食すべからず。食後怒るべからず。
憂いて食すべからず。食して憂うべからず。


次は酒の嗜み方について:
酒は天の美禄なり。
少し飲めば陽気を助け、血気をやわらげ、食気をめぐらし、
愁を去り、興を発し、甚だ人に益あり。

多く飲めば又よく人を害すること酒に過ぎたる物なし。

水火の人をたすけて又よく人に災いあるが如し。

水や火は人が生きるのに必要不可欠の大切なものですが、
度を過ぎると
洪水になって家や財産を流し命までも奪います。
火も文明の利器ですが、
度を過ぎると大火事になって すべてを燃やし尽くしてしまいます。
酒も水火のようなものです。

最後はセックスについて(汗;)・・・カナ?:
古人の曰く、脾を補うは腎を補うに如かず。
若年より精気をおしみ、 四十以後 いよいよ精気をたもちて泄〔もら〕らさず。
是れ命の根源を養う道なり。
房時を快くせんために、烏頭〔うず〕附子〔ぶし〕等の熱薬飲むべからず。

 ◇烏頭〔うず〕・・・ヤマトリカブトの根。
   烏の頭に形が似ているところから、この名が付いた。
◇附子〔ぶし〕・・・トリカブトの塊根または支根を取って乾した生薬〔ショウヤク〕。
 ■くれぐれも毒物はダメですよ、
   今はバイアグラという便利なものがあるそうですから。

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