takusankanの周易占いノート

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zoom RSS ◆きょう6月20日は近藤龍雄先生の命日です。

<<   作成日時 : 2018/06/20 12:06   >>

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◆きょう6月20日は近藤龍雄先生の命日です。
 近藤先生は『焦氏易林』の和訓や『易用語私解』『鹿卜亀卜』『太占人物考』などを書かれた大岳門の老師です。

 加藤大岳先生は、
 近藤龍雄先生について「上海の同文書院の第二期生であると語って居られた。同文書院に関して私は委しいことを知らないが、支那大陸で活躍し、或いは日支両国の交流を深めるために近衛篤麿などが奔走して建てた学校であったと聞き覚えている。
 そこは学資が一切給与されていたので、生計の豊かならぬ家庭の秀才たちが競って入学を志望したので、俊秀が雲集し入学試験は他に例が無いほどの難関だと少年の頃に聞かされたことのあるのを覚えて居る。
 私が敬愛した魚返善雄氏も、やはり其の書院の出身であった。」と書いておられます。

 大岳先生は、
「近藤さんは汎日本易学協会の仲間に加わり、雑誌にも原稿を寄せられるようになったが、「周易の女性観」など今もなお記憶に新しい。」とも お書きなっています。近藤先生の「周易の女性観」というエッセイは『易学研究』の前身である『運命学』の昭和13年9月号に掲載されたものです。大岳先生が「今もなお記憶に新しい」と書かれたのは昭和49年ですから36年も前のことです。この「周易の女性観」というエッセイは昨年【2017年】のブログにUPしています。

◆ことしはマジメな近藤龍雄先生の『周易用語私解』のなかの“位の当・不当の当【=當】について”の解説を紹介いたします。最近Yahoo知恵袋をみていて、爻に関する質問や三変筮法で得た爻を変卦として占っている人が多いので、なにか参考になるのではと思い、近藤先生の易辞の「當=当」の解説をUPすることに致しました。:
 『周易用語私解』

       近藤龍雄

 
 當(附・位)
 
 ◆当ノ字義


 當の常用漢字は当と書き、和音では「あたる」、同じ「あたる」でも中〔あた〕る(去声送韻)は矢が的にあたることで、易では「道の極処にあたる」意、然るに当は説文に田相値なり即ち“相当する”“合致する”「為す所が其の当を得て居る」という意味に解される。『康熙字典』で履卦九五夬履貞氏A位正当也の当を適可也と(適とは相当也。論語注曰、適可而止)は此の意味に外ならぬ。


 『易経』には到る処に「当」「得当」「位当」「当位」「位正当」「位不当」など色々出てくる、夫等の出所一覧表を掲げて見よう。

当・・・・革而当

得当・・・噬嗑六五

不当・・・師六五

未当・・・困上六 歸妹六三

位当・・・臨六四 既済

当位・・・遯 蹇 蹇六四 節 賁六四

不当位・・需上六 噬嗑六五 困九四 未済

未当位・・解九四

(未得位)・旅九四

位正当・・履九五 否九五 兌九五 中孚九五

(位正中)・需 比九五 隨九五 巽九五(艮六五) 

位不当・・六三=履否豫臨噬嗑睽震兌中孚未済

位不当・・九四=晋、夬、萃、豊、小過

位不当・・六五=大壮

位不当・・彖傳=歸妹

・・・以上、当の各種を理解するには、「位」の文字に就いて易独特の意味を知る必要がある。



 ◆位

 易で位の字は『繋辞伝』に「聖人之大宝曰位」とある位は、正の意。又た艮卦大象に「君子以思不出其位」の位は分限とか処とかの意であるが、これ以外易で重要な事は爻位のことで、

一、狭義に位とは五を指す。遯蹇節三卦の所謂当位の位は五である。

二、広義には六爻に皆位を認めるが、通則としては初上の二爻は無位とする。
 その位にも色々の区別があるが、最も大切なものは、三才の位・陰陽の位・尊卑の位(爵位の位と貴賎の位に分つ)とである。


◇三才の位・・見方が二つある。

・一は初爻と二爻とが地の位、三四両爻が人の位、五と上とが天の位で、需卦の「位乎天位以正中」と言うは五の天位を指すもの。文言伝に九三、重剛而不中、上不在天下不在田、故乾々、因其時而タ
、雖危无咎。九四、重剛而不中、上不在天下不在田、中不在人、故或之、或之者疑之也とある天地人の文字は天位・地位・人位の略称である。けれども茲に一の疑問は九四が人位なるに「中不在人」とあるので、この三才説に難癖をつける人もあるが、古人は以下の如く説いて九三を真の人位とする。
 天は陽の道である故、陽位を主とする。是天気は下降を尚ぶ故に上は降りて五を真の天位とする。
 地は陰の道なれば陰位を主とする。且つ地気は上升を尚ぶ故に初は升って二を真の地位とする。
 人は天地の中間に在って陽陰互有の物であれば天に象って三の陽位を主とし、地に形りて礼譲を道とする。故に四は遜譲して三の卑下を真の人位とする。
 これが在来の定説であるが、窮した説明だと真向から反対する程の事もあるまい。


・いま一つの見方は一卦を内卦と外卦に分け、内卦の三爻を最下が地、中間が人、上爻が天の位とする。外卦も同様、これは筮占の上で我の三才と彼の三才とを分けて其の作用を見る時に用いるもの。



◇陰陽の位・・説卦伝に「易六画而成卦、分陰分陽迭用柔剛、故易六位而成章」とある通り、大成卦の六爻は下から上へ数えて初爻が陽・二爻が陰・三爻が陽・四爻が陰・五爻が陽、上爻が陰位とする。易ではこれを「位正に在り」とか「正位」と呼ぶ。之れに反し初爻に陰爻が居り二に陽爻が位した如きは「不正」と呼ぶ。又た二と五とは「中」の位と呼び、正不正中不中の語はこれ亦易では大切な用語だ。 「正」と「中」とは易では卦徳と言うて、「正」は中徳を兼ねることを得ざれども、「中」は正徳を摂ねるが故に「中」は易の根本理念である。猶、中と正に就いての詳細は別の日に譲り、本篇に干係【=関係】ある場合だけにのみ触れることにする。



◇尊卑の位・・この位は貴賎の位と爵位の位などに別けられる。大体易では爻位が下程賎しく上になる程貴いと見る思想がある。繋辞初頭に天は尊く地は卑しと言い、上は尊く下は卑しとする。易は天人相関の理を説くもの、爻位の貴賎も亦天地に則るわけで、屯卦初九に以貴下賎、大得民也 大有の柔得尊位、大中而上下応之など、貴賎の位別をとる。就中最も貴きは五にて普通は天子の位とする。爵位の位に付き漢の大儒・鄭玄は『乾鑿度』にて易に六位あり、初は元土・二は大夫・三は三公・四は諸侯・五は天子・上は宗廟とすれど、王弼や崔憬は初上に位無しと言う。清の顧炎武の『日知録』では五を君位と為し二三四を臣位と為し、人に譬〔たと〕うれば初は未仕の人、上は隠遯の士にて皆臣に非らず云々。それで易辞を解釈したり占事に応用したりする場合には、上爻は王師・五爻は天子・四爻は宰相・三爻は諸侯・二爻は臣・初爻は人民などに見る。ただ茲〔ここ〕に注意すべきは五は原則上君主の位であるが、君位でない特例がある。それは真勢中州の説によると、坤・大過・遯・明夷・帰妹・旅、以上六卦だとするが、筆者には遯・帰妹・旅の夫々の五を君主とみても差支えなかろうと思われるが、見解の相違、詳しくは述べず。兎も角、五が君主の位でない特例もある。



◆用語

 当の字が単独にて易爻中に用いられて居る時は、前掲の当の字義で解けばよいが、何しろ易辞は簡略である故、判り易く解釈するには一二字当の下に添加して見るとハッキリする。例は革而當は「当道」、噬嗑六五貞持ル咎、得当也は「当君道」、師六五位不当也は「不当道也」、困上六未当也は「未当時也」のようなもの。

◇位當・當位・・・とは何れも陰陽の位が五を得て居ることは同じだが、前者は位が主格となり、後者は位が目的格となって居るの違いで、多少意味の強弱の差がある。遯卦の剛当位而応・蹇卦の当位貞吉以正邦也、節卦の当位以節中正以通は何れも九五が陽位に当る。賁卦の六四当位疑也・蹇卦の六四当位実也はその位に在るが故に、の意となる。然るに臨六四至臨无咎位当也は、陰を以て陰位に居り而て其の任に称う。即ち初九と相応じ剛賢に下る咎無き所以、蓋し易位の当を得たるものとの意で、六四の位を重く見ての辞句である。


◇位不当・不当位・・・とは何れも陰陽の位が正しく無い場合に言われるが、前者は陰陽の位が正しく無い、後者は爻が陰陽の位に当って居ないとの差で、多少意味に強弱緩急の違いがある。易では多くは位不当との語句を使用し、不当位は需噬嗑困未済の四卦だけで、其の代表的な辞は未済彖伝に曰く雖不当位剛柔応也で、六爻悉〔ことごと〕く陰陽の位に当って居ない。ところで一つ例外として需上六雖不当位、未大失也で、上六は陰位に陰爻故位に当って居るにも拘らず、雖不当位とあり、これは一つの問題で、この場合の位は陰陽の位でなく「君主九五の位では無いが」と解釈される。
 位当は吉、位不当は凶が普通だが、位不当にして吉なるものに大壮六五、萃九四、困九四がある。



◇位正當・位正中・位中正・・・の三者相似て相違がある。
・位正当は陽剛陽位に在り過剛なるが故に履・否・兌・中孚の各九五いずれも卦意凶である。

・然るに位中正は位が中にして正の意・換言すれば六二と九五の場合にのみ用いられ最も吉の意なり。
・位正中は程伝に言中正者、得中与正也、正中者其処正得中也と註して居る。一寸判りにくいが正しく的中する即ち正しくあたる意である。

 位正当は凶意があるのに、位正中は其の道に正しく合致的中して居る・吉なること勿論である。位正中を言うもの易中前の表の四卦、外に艮六四艮其輔以中正也の中正が中正でないことより古来紛議があり、正中であると言う人や、止中では無いかと言う人や、朱子は正字装カ【易爺:余分な文or愆文】、叶韻可見と注して居る。大体、六五爻辞艮其輔、言有序悔亡の「序」は虞翻や李鼎祚の本では孚と書かれて居る。その彖伝が中正となって居る点などより想像するに、筆写に際し嫌怠誤記せしものか、正中と改作して見るがよかろう。
   (昭二七、七、ニ〇)

・・・『易学研究』S29年9月号「周易用語私解」より・・・

    ×  ×  ×

 先日、6月14日のチャンネル桜のYouTubeを見ていると浅野久美さんがサッカーWCの対コロンビア戦を予想していたので、小生も番組を聴きながら三変筮で日本の勝敗如何を占いました。
 得卦は坎為水の四爻でした。

☵1点☱2点
☵1点☵1点
坎 困

坎も坎六四の伏している困も、『四難卦』のひとつです。爻辞は悪くないし、位が正当です。
 頃は六月約祭=夏祭の季節です・・・もしかしたら、前半は1:1、後半に侍ジャパンが一点を追加して、2:1で日本の勝ちか!と判断しましたが、コメントには、「樽酒簋弐・・・」神様と缶ビールの飲みながら勝ちを祈念していたら、もしかしたら・・・、こんな感じで書きました。

 近藤龍雄先生の御冥福を御祈り致します(合掌)

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