|
きょう12月26日は72候の65番目『鹿角おつる』です。 ちょうど鹿の角が落ちる季節だそうです。 白川氏の『字訓』には 牡の鹿は、生後二年目から角が生え始めて、 2月ごろに落ちる、と書いています。 どちらが正しいのでしょうか? 奈良の鹿の角切りは、毎年10月頃のようです。 早春に切られた角のところが剥げ落ちて、 新しい角が生えてくるそうです。 だから、少し早いような気もします。 奈良の鹿は春日大社のお使いです。 鹿を山神嗟の化身、または使者として、 聖獣とみる説話が多くあります。 ◇また、『播磨国風土記』の「讃容郡〔さよのこおり〕」や、 「賀毛郡〔かものこおり〕」の条には、 田植え前の稲の種・種もみを鹿の血に浸してから植える、 という話があります。 これは、おそらく鹿の血には呪的な力・呪能がある とする信仰から来るものでしょう。 ◇「しか」には「か」「かせぎ」つまり「枷」の異名とする説もあります。 「枷」とは易経の21番目の卦の噬嗑の 初爻と上爻にある「校」のことです。 鹿の角を「かせぎ」と訓じた例は、 『景行紀十年』に「白鹿」を「しろきかせぎ」と訓んでしるのがあります。 ■屯の六三『鹿に即くに虞なし』 (上爻) −− (五爻) ―― (四爻) −− (三爻) −−○ 即鹿虞无 惟入林中 往吝 (二爻) −− (初爻) ―― 水雷屯 易経になかの「鹿」は、 屯の卦の六三に、 『即鹿无虞、惟入林中』 という爻辞が繋〔か〕けてあります。 程伝には次のように註しています: 「事・可ならず。しかも妄動ずるは、以て慾に従うなり。 事はうまく運ばないときにもかかわらす、 妄動するのは、欲望のままに行動するからです。 虞つまり山の案内人なくして麓に即くとは、 欲望のままに貪ることです。 鹿の「ロク」は俸禄・禄高の「禄」でもあります。 また禽は禁止の「禁」でもあるし、 「林中」の「林」したに「示」をつけて「禁中」、 とまり聖域・サンクチャリーに入ることを意味する と解するキンプウ先生の説もあります。 「惟」は「唯」ただ一人の意味もあります。 この卦には、まだまだ面白い註がたくさんあります。 調べてみると面白いですよ(*^L^*) |
| << 前記事(2008/12/25) | トップへ | 後記事(2008/12/27)>> |
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
|---|
| << 前記事(2008/12/25) | トップへ | 後記事(2008/12/27)>> |